また一つ、「安心」が完成。伊里前保育所落成式

2016年4月27日。
伊里前保育所の落成式われました。

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ピカピカの園舎で、新しい生活が始まります!

伊里前保育所の、あの日

伊里前保育所は、歌津駅のすぐ後ろにありました。

長い階段の先にあったJR気仙沼線の線路、そして家屋を挟んで、保育所。
海からは、少し距離があります。

坂の上にあるこの場所から、津波の到来は安易に想像できません。

 

それでも、津波は到来しました。

 

あの日、お昼寝の時間に大きな揺れを感じました。
先生方は、必死に子どもたちの命を守り、裏山に避難しました。

津波は、園庭のフェンスをなぎ倒し、床上50cmほどまで達したそうです。

震災後、いち早く保育を再開するべく、園舎を片付けました。
そして、現在まで旧園舎で保育を続けてきました。

震災から5年経ち、新しい園舎での保育が始まります。

 

新しい園舎には「安心」を

新しい園舎は、旧園舎から車で5分ほど内陸の高台にあります。
場所は、伊里前公営住宅のすぐ向かいです。

住まいと直結。
「暮らし」の中に、子どものにぎやかな声が響きます。

 

新たな園舎は、以前より広く作られているように感じます。

採光部が多く、とにかくピッカピカ
明るい雰囲気です。

特に立派なのがこれ!


芝生の園庭
だってあるんですよ!

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○△□の窓がカワイイですね・・・!

保育士の先生と遭遇した筆者。
「この園庭でどうやって遊ぼうか…!?」
「そりすべりとか…?」
「芝をはらってから室内に戻らないとね!」
他のご来賓の方々とは別の視点で施設を内覧します(笑)

たまごさんから、ひよこさんに。
そしてかなりやさん。
はとさんになって、卒園へ。

この場所が、新たな思い出の場所に。
多くの子どもたちが出会い、学びあい、時を刻みます。

そして、地域の子育て拠点に

保育所とフロア続きで、
「歌津地区 子育て支援センター」が整備されています。

相談でき、集うことができる場所。
「子育て」一年生の若い夫婦にとっての安心に。
そして、子育て中のすべての家族にとっての安心になると思います。

 

施設の完成により、定員は60名から70名になります。

待機児童を減らし、安心して暮らせる町をつくること。
そんな目標への、第一歩になります。

 

周辺では高台移転の工事真っ只中。
戸建てタイプ、マンションタイプの復興住宅は、すでに入居している方が数名いらっしゃるようでした。

まだ土地の整備中の部分もありましたが、完成の形が見えてきたように思います。

 

南三陸町には、4つの町立保育施設があります。
・志津川保育所(志津川地区)
・戸倉保育所(戸倉地区)
・伊里前保育所(歌津地区)
・名足こども園(歌津地区)

残すは志津川保育所の再建です!

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~編集こぼればなし~

筆者にとって、とても思い入れがある保育園の取材でした。

震災から11ヶ月後、この保育所で多くのことを学びました。
多くの涙と笑顔が、今も焼きついています。
新園舎がもたらす「安心」や「喜び」と同時に、
ちょっぴり、懐かしさへの「寂しさ」が浮かんでしまいます。

でも、あの時出会った先生方のパワーや笑顔は
「場所じゃない、人なんだ」と確信させてくれるもの。
この場所で育った子どもたちが、未来の地域を作る。
思い出を、いっぱいいっぱい作ってほしいと思います。

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